【改訂新版】良いウェブサービスを支える 「利用規約」の作り方 読書感想文
利用規約、雰囲気で読んだり作ったりしているのでちゃんと学ぶか〜と思って読んでみた。めっちゃ良かった。利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表示について理解が深まった。
ユーザが問題ある行動をした時「利用規約にこう定められています」と返答すると納得してくれることが多いとあり、ちゃんと利用規約を定めておくことはサービス運営にも役立つしもちろん裁判などの時にも有利になる。
「利用規約なんて誰も読まないんだから適当にリンク置いときゃいいでしょ...」 って思ってたけど、防御のためにちゃんと同意を取る方式にしていく方が良さそう。ユーザが本当に同意したのかが裁判で焦点になることもあるようで、全文スクロールさせたりチェックボックスONにさせたりと、体験を損ねずに同意を取るのが良い。
利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表示の雛形と解説が載せてあり、それをいい感じにつまみ食いするといい感じの利用規約などが生成できそう。
以下メモ
- 利用規約を読んでいるのはユーザの15%という調査データがある
- そんなに読んでる人いるの!!!
- 他社の利用規約を真似るのは全然良い
- 他社の利用規約を読むと将来的に問題になることを発見できたりしそう
- プライバシーポリシーは個人情報とアクティビティログなどのパーソナルデータの取り扱いを定めた文書
- 個人情報の扱いを明文化しておくことでユーザに安心感を与えることもできる
- 画像やコンテンツの取り扱いなどは運営側を有利にしすぎると炎上する
- 利用規約を定める際は将来を見据えたり包括的な内容にしておくのが良いが、範囲が広すぎると効力を失うのでやりすぎないこと
- 利用規約はわかりやすく書くよりも正しく書くことを意識し、FAQなどでわかりやすく解説するのが良い
- 電子メール広告は同意しないと送ってはいけない
- 全然同意した覚えないのに広告メールくることがよくあるが、利用規約のどっかに書かれてるんだろうけど同意を取れているかは怪しいので問題ありそう
- 海外のユーザと訴訟になると法律や裁判所の場所が大変なので、日本法で東京裁判所と記載しておく