プロダクトマネジメントのすべて を読んだ

プロダクトマネージャになりたいわけではないが、エンジニアとしてプロダクトマネジメントについてもっと知っておくかと思って読んでみた。

内容は薄く広くという感じでプロダクトマネジメントに必要ことが述べられていて、プロダクトマネージャめちゃくちゃやることあるじゃん!ってなった。プロダクトマネジメントという点において深い知識を持ちつつ、デザインやエンジニアリング、法や制度、マネジメントなど、幅広い知識と業務をこなす必要がある。(だが実際、この本に述べられていることをちゃんと出来ている人はほとんどいないと思う)

本を読みながら、どんな人が優秀なプロダクトマネージャなのかなあと考えたら「信念と根拠をちゃんと持っており、周りに流されず周りを巻き込んでプロダクトを成長させる人」と思った。手法とか知識量も大事だけど、それをもとにロードマップ示しを推し進めていける人が優秀と思う。

Fit & Refine、プロダクトマーケットフィットをちゃんとしよう、というのが何回か述べられていてここが特に重要そうに思った。まあ当然といえば当然なんだけど、プロダクトの根幹がしっかりしてないと余計な機能を作ったりブレてしまいそう。

プロダクト開発の手法等色々述べられいて、これらを深く学ぼうとはあまり思わなかったけど、統計については今まで雰囲気でしかやってないのでちゃんとやったほうがいいかもと思った。どれくらいのユーザ数が入れば有意に差があると言えるのかなどは全然わからないのでちゃんと勉強が必要そう。

たくさんのキーワードや手法が出てきて、じゃあそれを深く学ぼうと思ったらどうしたらええんや... って思ってたら巻末に推薦図書を記載してくれててありがたかった。

やっぱりプロダクトマネージャになりたいとは本を読んだ後も思っていないが、業務で働くときに「これ本で読んだな」と出てくることがありそう。また、個人開発では全てのことを一人でやるしそこでも活きてくることはありそう。

読み終わった後に著者の及川さんが Podcast に出てて、これを聞くと理解が深まって面白い。

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