シリコンバレーのエンジニアはWeb3の未来に何を見るのか 読書感想文

私は Web3 のことをよく知らないが、利用者を騙すような形で金儲けしているように思っていて冷ややかな目で見ていたが、著名な方が Web3 に関して本を出していたので読んでみた。

感想としては、Web3 に関して理解が深まったのと、データや履歴が永続化してスマートコントラクトで自動で処理が動くという未来はまあ妥当そうと思った。 電子書籍をNFTにしたら中古売買できたり、政府の金の流れをブロックチェーンにして明確化させたりというのは未来としてありそう。なのだが、出版業回や政府はそんな都合の悪いことをしないだろうとも思うし、現実世界としてそれらが実用化されないのではないか。

Web3 に関して私が抱いていた「悪どい金儲け手法」について書籍で何度も良くないこととして記述されており、やっぱり現状の Web3 として収益化みたいなのを考えるとポンジスキームみたいになってしまっているのは課題のようだ。NFT も思想は理解できるが所有権に対し高額な取引が行われているのはあまり実感が湧かない。これは老害的な考えで、将来は NFT が基本になっているのかもしれない。

Web3 の可能性は理解しつつも現実世界にはなかなか浸透しないのではないか、という感想になった。