イシューからはじめよ を読んだ

Audible を無料体験で始めてみて、なんとなく興味があったこの本をまず Audible で聴いて、その後 Kindle で読んだ。最初は Audible で聞けばいいやと思ったんだけど、Audible だと全然頭に入ってこなかった。でも Audible で雰囲気は掴めたので Kindle では割とサクサク読めた。
Audible で流し聴きして後で Kindle で読むのが効率的に読めるかもしれない。

高い生産性を出すには「何に答えを出すべきなのか」というイシューを見極めることが大事で、まず最初のステップでイシュー度の高い問題を絞り込み時間を浮かせることが不可欠である。その逆の、時間をかけてなんとすることを犬の道と言っており、それは結構心当たりがあるなあと思ってしまった。なんか頭がうまく働かない時などは手をつけられるところからだらだら始めて時間をかけてしまう。そうではなく、最初にちゃんとイシューを見極めるのが大事である。インパクトのある問いが良いイシューではなく、ある人にとってはイシューであっても別の人にとってはどうでも良いものだったり、答えを出せる見込みがないものは良いイシューとは言えない。自分なら答えを出せる、という視覚的なイシューを見つけることがイシュー見極めの理想。
最後に何が欲しいのか、という逆から考えてイシュー分解もできる。ダブりも漏れもなく、という考え方をMECEといい、検証を行うときはこれが大事。

また、問題を解決するときに情報を集めすぎないとあり、これはそうかもなあと思った。自分は割と情報をかき集めてから手を動かし始めるところがあり、無駄な情報もあるし直接関係ない情報を参考にしてしまったりもする。知りすぎると自分の意見も失われてしまう。
この記事を書くときに、他の人はどういうまとめ書いてるのかなとググったら、その記事に引っ張られて自分の記事もその記事と似たようなことを書こうとしてしまったので、まさにこれなのかなあと思ってそれらのページは閉じて自分で考えて文字を書いている。

読み終わって、ちゃんと本質を見極めるのが大事だよねというのを再認識した感じでまあよかった。

ただ、Audible で聴いた時に全然頭に入らなかったのが、 Kindle で読んだ時にも頭に入ってこないことが多くて、それは具体例が多すぎるのが原因かなあとも感じた。その具体例も毎回の章ごとに違う具体例が出てきていて、いまなんの話だっけ... ってなってしまったので、同じ具体例をストーリーを仕立てにして出してくれたらもっと理解しやすかったかも、と思った。