「モバイルアプリ開発エキスパート養成読本」を読んだ

モバイルアプリ開発エキスパート養成読本 (Software Design plus)

モバイルアプリ開発エキスパート養成読本 (Software Design plus)

モバイルアプリ開発エキスパートになりたいので読んでみた。
初っ端からいきなり Kotlin の話があり攻めてて良い。

iOS エンジニアなので iOS 関連のところの心に残ったことだけ、さらにこれは書評ではなくメモに近いので、本の内容がどうこうよりもそれを読んで感じたことを書いておく。

3-1 Swift 3.0 入門

Swift 3 の命名規則についての記事を読むたびに、英語力が足りないと Swifty なコードをかけないと感じる…。

Protocol の命名、 HogeProtocol とか書いてるのみたりするけどそれは思考停止で Swifty じゃないのだろうな。
メソッドの定義はなんとなく動詞で書きたくなってしまうのだが、これは Swift 関係なく改めないとマズそう。

3-2 Xcode 8 入門

Memory Graph Debug の使い方などが書かれている。
Xcode Extension については、私は XVim のために署名を外して使ってしまっている、誰か XVim-Extension を作ってくれと言う気持ちしかない。

4-1 リアクティブプログラミングと Rx, 4-3 RxSwift 入門

Rx なんとなく理解してきたタイミングで読んだが、やっぱり概念はわかるけどモヤモヤが晴れないと言う感じ。難しい。

Subject や Value は積極的に使うべきではないと書かれていて、でも MVVM やるなら PublishSubject とか使うわけじゃないですか、これもアンチパターンなのだろうか。
宣言的にかけるのは確かに良い。のだが、素人が Rx してしまうとわけがわからない複雑な Stream ができてしまう気がする。と言うか私の書いている個人開発の MVVM がだいぶ辛くなっている。
自分一人でやっていると間違いに気がつきにくいので、複数人でレビューし合いながらやるのは良いと思う、自分の理解力や実装力が足りないと言われてしまえばそれまでだが。

UITextField の初期化時に空文字列が bind されてしまうのに困っていたのだが、 skip(1) で初期化時の空文字列は無視しよう書かれていて、一つ疑問が晴れてよかった。

5-2 タイプセーフでモダンな iOS アプリの設計

storyboard, TableViewCell の初期化やキャストを Swifty に書いていこうという内容。
会社でやっているのは segue で画面遷移しているので、 segue は早く引き剥がしたい。
TableViewCell のもこのやり方に変えるぞ!

6-3 iOS アプリのテスト

めちゃくちゃためになる。
UITest は書いたことないし、パフォーマンスがテストできるのも恥ずかしながら知らなかった。
今後 UITest を書くかと言われると微妙、でも書いてある通りログイン画面などの非常に重要なところはあったほうがいいかなと思った。

全体として

読むのにそんなに時間はかからないし、ポイントがわかりやすくまとまっているので良かった。
やはり読んだだけではモバイルアプリ開発エキスパートにはなれなかったので、学んだことを少しでも実践していきたい。

あと表紙のおっさんは誰なんだろう。