また転職することにした

10ヶ月ほど前に意気揚々と 退職エントリ を書いたくせに、1年経たず退職となってしまった。

最初に断っておくと、前職よりは100倍マシだった。
けど悩みや欲望というのは無限に湧いてくるわけで、色々考えて転職することにした。

結局なんでやめんの

何か大きな出来事があったとかではなく、色々あった。

開発を外注して納期厳守だから突貫工事でリリースまではやるけど後は内部の人がメンテしてねという開発スタイルで渋い気持ちになったり、渋い割に給料が良くねえなと思ったり、 iOS エンジニアが 1 人しかいないので雑務が多かったり外注管理おじさんになったり、一人でプルリクみて一人でマージして寂しい気持ちになったり、ジョイントベンチャーだと自分たちじゃどうしようもないことあって辛いな〜と思ったりした。

「アプリなんてなければいいのに」という発言もあってだいぶショックを受けた。これは Apple の制限でできないことが多いことに対する文句なのだが、会社の体質をよく表していると思う。
アプリは「A は快適に使えるけど B は出来ない、 B をしたいなら Web を使ってくれ」というように、何かの機能に特化するのがよくある考え方だと思うけど『お客さんに出来ないと言えない』ので、アプリにも全ての機能を乗せようとする。しかし工数は限られるので WebView でそのページを開くだけ、みたいなことになる。そしてアプリ上の WebView がうまく動かないと問い合わせが来る。もうアプリない方が良くね?ユーザも混乱してるよ?全部 Web でやれば?ってなるじゃないですか。

やっていくぞ!!!!!!!!みたいに勢いある人がいてもつらくて、今まで色々開発を経験してそのノウハウを還元したい人とか、言われたことを素直にやる人にとってはいい会社なのかなと感じた。

ちょっと悲しいのが、自分が辞めるときに退職理由とか聞かれなかったこと。以前辞めた人も同じく聞かれなかったらしい。
新しい人を採用するぞ!と採用活動をするのはいいけど、今いる人を出さないことが一番大事なんじゃないのかな、と思う。 最近 1 on 1 が始まったらしいので、それで内部環境が改善されていくことを願っている。

別に悪い話ばかりじゃなくて、 iOS エンジニア 1 人しかいないから開発から CI 環境整備までやったので圧倒的成長ができた。辛いこともあったけど色々なことを経験できたし、入社して良かったと思ってる。

前職で不満だった上長のご機嫌取りとかする必要もないし、クラウドサービスも自由に使えたし、開発する時間も増えた。

一緒に働く人はいい人が多くてワイワイやれて楽しかったし、自分の前に入った2人の先輩には特にお世話になりました、感謝しています。

教育という事業は素晴らしいと心から思うし、子供たち、学校の先生のために頑張っていってほしい。

次は

今まではひたすらサービス開発をしていたので、そうじゃなくて開発者がサービス開発に集中できる環境づくりの手助けをしたいなと思って iOS の技術基盤をやることになっている。といっても別に iOS じゃなくても良くて、 Android の人が足りないならやりたいしサーバ側が足りないならそっちをやってもいい。

技術基盤というとメモリやOSなども詳しくないとダメなのでは?という気がして戦々恐々としている。 Objective-C も全然出来ないので不安である。サービス開発をメインやってきた人という目線で技術基盤として貢献できればと思っている。

前回の事業はドッグフーディング出来なかったけど次のはできるので使って改善していきたい。

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