りあクト! TypeScriptで始めるつらくないReact開発 を読んだ #りあクト

booth.pm

React の入門書として良さそうなので読んでみたらめっちゃ良かった。
3冊構成で、Webフロントエンドの歴史から JavaScript / TypeScript の入門、tsconfig / ESLint / Prettier などの設定方法、 React そのものの説明、状態管理フレームワークの解説などがされており、他言語から React を始める人向けの内容ということで自分がそのターゲットなのでとてもためになる内容だった。

特に② React基礎編 の 5-1-2. なぜ React ではデザインとロジックを混在させるのか が良かった。
Rails 的な考えだったり Swift でも VIPER みたいに View と Model を分離しておくみたいにやってたけど、そうではなくコンポーネント単位で分割していくという考え方が推奨されている。Flutter でも Riverpod を触っているとそんな感じになっていって、宣言的UIはそうなのかなと思った。

また、業務で副作用を持つ Component とスタイルだけを当てている純粋な PureComponent と分けて実装しているが、Container Component と Prentational Component と呼ばれていてちゃんと言語化されてしっくりきた。
lazy 関数や Suspense などはまだちゃんと理解できてないけど、開発していく中で理解できたらいいなと思っている。

個人で執筆しているようでたいぽが見受けられて、 useContextuserContext になっていたりして混乱することがあった。また、自社の技術スタックと違う点も多く(Nextjs は特に解説がなかったり Redux の説明が多かったり)、3冊目はためになる内容もあればそうでもない内容もあったが、これから React 始めるって人にはおすすめの本だと思います。